武蔵野個別指導塾の特徴 

01 完全個別指導を実現~1対2の個別指導は有害である 

武蔵野個別指導塾では、昨今流行し始めた完全個別指導塾を塾創設以来一貫して続けております。一昔前では、個別指導塾というと、講師1対生徒2という形で、一人の講師があっちこっちに移動し、結局のところは、自習管理をしているだけというようなスタイルが多くありました。こうした講師1人に対して生徒2名、場合によっては3名~5名という多数の生徒を、面倒をみるという塾すらありました。しかし、こうした指導方法では、まともに生徒に勉強を教えることはできません。

保護者の方のイメージがわきやすいように実社会の現場を想像してみましょう。たとえば、あなたがマンションを借りようと不動産仲介会社の事務所に行ったとします。そこで、Aさんという方が、あなたの希望の場所、間取り、共有施設、家賃、保証金(礼金、敷金)あるいはインターネットの有無、近所のスーパーなど周囲の環境などの質問をしたとします。

そこで、早速、Aさんから物件の資料を印刷して渡してもらいました。あなたはその資料を見ながら考えます。そうして資料を見ていると「ちょっと間取りが気に入らないな。できれば和室がない間取りが良いなあ」と思い、それをAさんに伝えようとしたら、Aさんは他のお客さんも接客しているようで、席を立っていません。そこで、戻ってくるのを待ちます。

しばらくすると、Aさんが戻ってきたので、要望を伝えます。すると、Aさんは、また、レインズ(物件を探すデータツールです。知っている方も多いと思います)で、和室がない物件を5~6件探してプリントアウトして、あなたに渡します。プリントを渡すと、またAさんは他のお客さんの方へ行ってしまいました。 あなたは、とりあえず渡された資料を見てみると、どうも和室はないものの、今度は場所が少し希望とはずれていたり、あるいは今度は、家賃が少し高くなっていたりします。家賃の予算については最初にAさんに伝えていたものの、Aさんがプリントアウトしてくれた物件はどれも予算的にぎりぎりのラインの少し高い物件ばかりでした。

予算としては範囲内であるものの、先ほど見ていた和室の部屋とは部屋の広さは同じなのに、30%くらい家賃が上がってしまっています。 これでは少し狭すぎるな、とそのことをAさんに伝えたいのですが、Aさんはなかなか戻ってきません。仕方がないので、手元にあるプリントアウトされた物件票を細かく眺めています。10分くらいすると、Aさんが戻ってきたのですが、じっくり手元の渡されたプリントをみていたので「もうこれでいいかな」という気持ちもわいてきました。

そこで、Aさんに「ちょっと予算的にぎりぎりだけど、これしかないのかなあ」と伝えると、Aさんは「いえいえ、メイン通りを外せば、もっと安くて同じ様な物件もありますよ」といいます。あなたは「なんだ。そうなんだ。では、そういう物件を…」という形で話を伝えると、物件をまたいくつかプリントアウトしたAさんはまたどこかへ行ってしまいます。話が少し長くなりすぎましたね。しかし、これで十分イメージできたのではないでしょうか。

1対2の授業というのは、どうしても、話が途切れ途切れになったり、ぶつ切りになったりします。また、間違ったまま理解してしまったり、間違えた覚え方や間違った判断をしてしまい、それが訂正されることなく、身についてしまうという危険さえあります。これは個人的見解でありますが、一教育業界の指導者として、こうした1対2の指導というのは、いわゆる集団授業を行う学習塾や学校の授業、大学の講義よりも教育効果が低い指導法であるどころか、有害であるとさえ思っています。 そこで、武蔵野個別指導塾では、完全マンツーマン指導による1対1の完全個別指導による授業を行っております。 

02 習熟度に応じた授業の必要性 

授業においては、生徒さんの学年や年齢というものは、学校の定期試験対策というご要望での授業では重視しますが、仮に定期試験対策だけであったとしても、定期試験のテスト範囲の単元だけを教えるだけ、という指導や、定期試験の範囲だけの対策をするということはしません。 もちろん、学校の定期テストというのは、テストの範囲、その単元だけに絞って、学校の教員が「ここ、テストに出るぞ」といったところや、配られたプリントや板書ノート、学校指定のワークや参考書、あるいは過去問(学校の先輩から手に入れたり、武蔵野個別指導塾には武蔵野市や三鷹市、西東京市の中学校の定期試験の過去問がそろっています)を利用するということは大切で、極端にいえば、それだけしっかり対策をしておけば、基本的に80点くらいの成績が取れるように作られています。

なので、そうした対策をすることはとても大切ですし、例えば中高一貫校ではない学校の中学生であれば、東京の高校入試というのは、どうしても内申点を重視するので、定期試験の対策はとても大切です。 日本の入試制度では、次の順番で、学力ではなく内申点を重視していきます。高校受験➡大学受験➡中学受験です。つまり、高校受験が一番実力や学力ではなく、内申点という学力以外の要素を重視する試験内容となっています。わかりやすくいえば、授業中態度が良く、姿勢もきちんと伸ばし、授業中に的確に質問や発言をする、そして、課題物の提出は必ず締め切りを守る、部活動や生徒会などで活躍する、こうした要素を重視して内申点をつけます。

もちろん、定期試験もその判断要素となりますが、その定期試験の中身というのは、学校の先生の話を聞いていたかどうかをチェックするという内容のものになりがちです。わかりやすい例を出しましょう。よく中学校の国語の試験で出題されるものに、谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩があります。一部引用します。 

カムチャツカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの(  )は 柱頭を染める朝陽にウィンクする 谷川俊太郎「朝のリレー」 

読んでいて気付いた方もいらっしゃると思いますが、( )がありますよね。そういう前衛的な詩であるわけではありません。これが、公立の中学校の国語の問題です。この上で、国語の問題などでは、( )の中に何が入りますか?という問いを投げかけるわけです。あるいは、( )の中の人物は男か女か、ということを聞かれることもあります。確かに、規則性として、若者を男と仮定すると、男➡女➡女➡( )ときているので、男がくるかなあと考えることもできますし、少女の対比なので少年が入るだろなあと読み込むことは可能です。

しかし、これは、合理的な推論といえばそういう側面もあるかもしれませんが、本来詩の自由さを考えると、あまりにも論理国語的発想の解き方です。しかも、学校の授業では、詩を暗記して覚えるように学校の先生から言われていたりします。もちろん、いま私が説明したような推論抜きで、「カムチャツカの若者は男か女か」を問うことで求めているのは「対句」という詩の技法でしかありません。下記のようなブログ記事で批判もされているので、興味のある方はご覧くださいませ。 

国語科教育において重要なのは、 生徒達に教育目標、この場合は技法とその効果を教えることなのであり作品はあくまでもそのための素材なのである。 https://note.com/erdfy/n/n7ed0eb993491 

それに、そもそも性別の差を問題視したり、LGBTQ+の権利などが重視される時代においては、時代錯誤も甚だしい問題ともいえます。また第一に、詩人の豊かな想像力や詩を読み取ることは読み手の自由な主観や感性にゆだねられるものであることを考えると、詩という文学作品を無視して、まるで年号を覚えさせるように暗記を強いているわけです。これが解けるからといって、国語の読解力があるかどうかというのは、まったく別問題であると思います。

そこで、武蔵野個別指導塾では、確かに定期テスト対策として、上記ような暗記というものは求められるので、それの暗記を助けるサポートは致しますが、可能な限り、丸暗記やワークをこなすだけというような、まるで営業ノルマのような学習ではなく、自分の力で考えて、上で私が、その良し悪しはあるとしても、考えて解くこと、あるいは仮に対比というロジックを思いついたとしても、そうした二項対立や二分法的思考の問題点、簡単に言えば、何でも白黒にわけるとか、〇か×しかないような思考法から零れ落ちてしまう問題への意識も持ってもらえるよう指導しております。定期試験対策は大切ですが、そこで、ただ暗記を重ねていくのではなく、自分の力で批判的に思考していく力を育成します。

こういう話をすると、「そんなことをしてなんの意味があるんだ?」という疑問をお持ちになった方もいるかもしれません。

(制作中)~制作中のため、下記には簡単に武蔵野個別指導塾の特徴を平易にまとめておきます 

生徒一人ひとりの顔を見る教育 

学校教育や大手の進学塾のような集団教育ではなく、一人ひとりの個性や習熟度に合わせて授業を行います。集団教育に馴染めなかったりするお子様はもちろん、どうしても学習指導要綱や決まったスケジュールに合わせて教育を受ける中で、単に分からないで時間が過ぎてしまうだけではなく、分からないところが分からないままあやふやな理解のまま学習が進んでしまい、応用問題で躓いたり、いざ試験となると力を発揮出来なかったりするお子様は多いかと思います。しかし、武蔵野個別指導塾では、入塾前の診断及び入塾後の学習の様子など細かく一人ひとりのお子様の個性や習熟度に合わせたテーラーメイド(お子様一人ひとり専用のレッスン)を行うことで、これらの問題を解決します。 

完全個別指導塾がなぜ有効なのか 

また、武蔵野個別指導塾は、一般の個別指導塾とは異なり、完全個別指導塾となっております。一般の個別指導塾では、個別指導と名を打っているのに、実態は、講師1人につき、生徒2名を配置しております。こうすることで、塾側としては、講師一人あたりの経済的生産性を上げて収益を確保しようとしているわけですが、こうした企業都合、塾都合の行い方は、生徒を第一に考えていないと当塾では考えておりません。 

講師が1人しかいないのに、生徒が2人もいるということはどういうことでしょうか?種明かしをすれば簡単です。一人の生徒に講師が教えに行っている間に、もう一人の生徒さんには「問題演習」という名の下の「自習」をさせるということです。 

さらに悪いことに、講師は1人で二人の生徒、しかも学年や科目が異なるので、一人の生徒にしっっかりと向き合うことはできませんし、方や算数、しかもとりわけ難解な中学校受験の特殊算をを教えて、方や国語や理科、社会を教えるという状態は高度なラテラルシンキングのチカラを必要とすることで、簡単に言えば、厳しいマルチタスクがこなせる能力が求められるわけです。 

なので、一般の個別指導塾で講師を務めている大学生のアルバイトでそれができる講師というのはほとんどいないと思います。 

そういうわけで、個別指導塾といいながら、授業時間の半分は自習になってしまいますし、肝心の解説や指導も、講師自身が集中できず、中途半端で曖昧なものにならざるを得ません。また、あくまで問題を解いてもらった後で、解説に行くというだけという授業内容になってしまいます。 

結局、参考書に載っているような模範的な解説を一通りするだけで終わってしまわざるを得ません。私の長年の指導経験からいうと、これはほぼ自習を中心とした学習スタイルで、講師はチューター的(アドバイザー)として生徒の質問に最低限度答えれるだけのシステムと何も変わりません。 

小学生という実は、一番学習において重要な時期で、論理的思考能力や数的暗黙知を養わず、ただ学校の授業の復習や中学校受験の受験対策を行っているだけというのは、実は非常にまずいのです。  

一般的な個別指導塾と武蔵野個別指導塾のちがい 

こうした一般の個別指導塾と武蔵野個別指導塾の違いをわかりやすく表にしてみましょう。以下を、ご覧ください。 

   通常の個別指導塾  武蔵野個別指導塾 
指導体制  講師1名に対して生徒2名  講師1名に対して生徒1名 
指導内容  片方の生徒さんに問題演習を解いてもらい、片方の生徒さんに解き方を教える  生徒さんと一緒に問題に取り組み、考え、悩み、回答へと導いていく 
学習の実態  自習+模範回答の参考書的な説明しかできない  問題の読み方から解き方まで一気通貫 

このように、武蔵野個別指導塾では、完全個別指導によるテイラーメイド(カスタムメイド;一人ひとりの生徒で指導方法や指導内容、学習内容、解説も完全にカスタマイズし異なる)の指導により、これまで生徒さんが「なんとなくわからなかった」ということが「はっきりここがわからない」と分かるようになり、さらに、参考書の解説のような説明を聞いて「なんとなくわかったような気がしていた」だけで、類題を解くと同じような間違えをしてしまっていたのが、「この問題の解き方の核心はここにあるんだ。あ、それなら、一見違うように見えるこの問題もこの核心を外さなければ解ける」というレベルまで「理解」するように変わります。 

短期間で学校の成績UPにコミットします! 

私たちは、成績の上がる学習法を追求してきました。私自身、書物を読み、セミナーに何度も足を運び、勉強してきました。これまで1,500名以上のお子様の成績を上げて、志望校合格を果たしてきました。論より証拠、哲学者ヘーゲルも愛した言葉「ここがロドスだ、ここで跳べ」の精神で3ヶ月でお子様の学力UPをお約束します。  

勉強が楽しくなる個別指導塾 

集団授業では勉強の楽しさが分からなかったお子様でも、お子様の興味のある事や、得意な科目、好きな科目から自然と学習習慣が身に付くよう、自然に導いていきます。個別指導ならではの細やかな気づきで、分かった、解けたという体験を丁寧に積み上げていきます。  

やる気を引き出す指導 

担当講師が日常的な学習のサポートから定期テスト対策、受験勉強・対策、英検やTOEIC、英語リスニングなどの準備や対策まで、お一人お一人のご希望やご要望、必要とされているサポートをお伺いし、常にお子様と伴走致します。  

武蔵野個別指導塾・武蔵境唯一の完全個別指導型学習塾 

武蔵境・東小金井・武蔵小金井の完全個別指導型学習塾「武蔵野個別指導塾」の教育理念 

【監修者】  宮川涼 
プロフィール  早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員。元MENSA会員。早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。一橋大学大学院にてイギリス史の研究も行っている。 

TOPに戻る 個別指導塾のススメ 小学生コース 中学生コース 高校生コース 浪人生コース 大学院入試コース 社会人コース(TOEIC対策) 英検準1級はコストパフォーマンスが高い 英文法特講(英語から繋げる本物の教養) 東大合格は難しくない 歴史学とはなにか?ー東大・京大・早慶上智を狙う人のための歴史学 英語を学ぶということ 英文法講座 英検があれば200~20倍楽に早慶・GMRCHに合格できる 総合型選抜や学校型推薦入試、私立高校の単願推薦やスポーツ推薦で勝つ面接力 現代文には解き方がある 共通テストや国立の記述テストで満点を取る日本史 共通テストで満点を取るための世界史 武蔵境駅徒歩1分武蔵野個別指導塾の特徴 サードステーションの必要性 完全個別指導塾とは何か  

中学校の内申点の上げ方の秘訣 

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宿題をやる意味とその前提について 

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ryomiyagawa
早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。
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