得する中学受験
お金をかけ過ぎず、勉強もさせすぎずでも中学受験で合格をするメソッドについて紹介していきたいと思います、昨今、とりわけ東京地区においては、中受(中学校受験)が大変流行しています。しかし、中学受験をするメリットやデメリットについて、既に十分ときちんと考えているという保護者の方は少数派なのではないでしょうか。そこで、本記事では、中学受験のメリットとデメリットについて皆さんと一緒に考えていきましょう。
まず、「中学受験なんてうちとは無縁だと思っていた」と思っている保護者の形はまだまだ少なくないと思います。40代~50代の保護者の皆様にとっては、「中学校受験」などというと、「お受験至上主義」「教育ママ」などちうネガティブな印象を持たれている方もまだ少なくないのでないでしょうか。そして、「中学受験なんて、うちの子供とは無縁だったと思っていたけれど」、と及び腰になってしまうケースは少なくないと思います。
ところで、「中学受験」のイメージというのはどのようなものでしょうか。何かすごく特殊で、過激な世界として移っているのではないでしょうか。大手の進学塾SAPIXや日能研、早稲田アカデミミーの広告や実際指導を受けた体験者の生徒の話をきくと、おそらく、そう感じてしまうと思います。
また、どれくらいお金はかかるんだろうと疑問になる方も多いでしょう。毎日塾へ行かなければならないの?睡眠時間は削らないと駄目なの?と、さまざまな不安が生じ、我が子が潰れてしあうのではないかと危惧している保護者様も多いかと思います。
確かに、中学受験には、厳しい側面があります。算数の問題などは、東京大学や京都大学の修士課程在籍中の理科系大学院生が、解くのに苦労したり場合によっては解けない問題があるというような話を聞いたり、実際にご自身の目でごらんになってもらっても、「なんだ、これは!」と思ってしまう問題は少なくありません。
さらに、小学校という義務教育を頑張らなければならない一方、小学校で履修する範囲外の問題が出題されるので、当然、学校以外の教育機関、塾に通って中学受験のための算数を学ぶことはもちろん、塾の定期テストや模擬テストなども数多くこなし、類例類題になれていかないといきません。スケジュール管理は重要で、分刻みとまでは言わずとも、大人のビジネスマンレベルに細かいスケジュール管理が必要です。
中学校受験のゴールは、言うまでも無く志望校合格です。しかし、合格のために、すべてを犠牲にして突っ走り、小6の2月に受験本番を迎える頃に、お子さん本人が疲弊していることはもちろん、家族全員がボロボロ、家計的にも無理を続け、大逼迫しているということになってしまうのであれば、元も子もありません。
そうではなく、親子にとって、中学受験の体験そのものが良い体験だったと思えること、それが本当の成功ではないでしょうか。
そこで、本記事では、「得する中学受験」のノウハウを紹介していきます。中学受験において、「得する」というのは、つまり「お子様が一番頑張られる方法で、無理なく中学受験を終えられる」ということです。適量の勉強で成功の結果を出すということですね。
まだ小さなお子さんの能力やモチベーションをどう高め、維持していくか。どんな塾がお子さんに合っていて、無理なく通えるか。家計との折り合いをどのようにつけ、費用対効果をどう適正におさめるか。これという正解はなく、ご家庭によってそれぞでのやり方があるでしょう。そうしたことを具体的に考え、実践していくためには、親御さんには準備期間が必要です。本記事がそのお役に立てると幸いです。
目次
中学受験をするべきか?それともしない方がいいのか
小学生にあんなに難しい勉強をさせるのは可哀想なのか?
共通テストや記述試験で満点をとる日本史講義
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【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |