一瞬で分かる中学校社会【超基礎編②】
中学校の3年間で学ぶ社会科は、地理、歴史、公民の3分野に分かれています。それらの最も基礎的な内容をご紹介します。総復習や予め全体をガイドラインとして読むにはおススメです。
中学地理 超基礎中の基礎②
世界の姿 クイズ編
（クイズ１）下の地図を見て以下の質問に答えて見ましょう。
①世界地図のAの海洋を何といいますか。➡インド洋
②世界地図のBの大陸を含む州を何といいますか。➡オセアニア州
③地図のCは、ある地点の南北の位置を表すのに利用される緯度の基準となる線のことを何といいますか。➡赤道
④地図中のは本初子午線（ほんしょしごせん）です。本初子午線が通る都市はどこですか。➡ロンドン
（本初子午線はイギリスの首都ロンドン郊外の旧グリニッジ天文台を通ります。この線より東は東経、西は西経であらわされます）
⑤上の写真は土を固めた日干しれんがの住居です。この住居がみられる地域を一番上の地図のア～エから1つ選んでください。➡ウ
（土を固めた日干しれんがの住居は、樹木が育たない乾燥した地域やアンデス山脈の高地などで見られます）
⑥地図中のオレンジ色の矢印はアジアの気候に影響を与える、夏と冬とで吹く方向が逆になる風です。この風を何と呼びますか。➡季節風（モンスーン）
（季節風（モンスーン）は、夏は海洋から大陸へ、冬は大陸から海洋へ吹きます。この風の影響を受ける東アジアから南アジアの平野部では稲作がさかんです）
⑦地図の中央上部にある小さなピンク色の楕円形の地域は冷帯（亜寒帯）に属する地域です。この地域に分布する針葉樹林を何言いますか。カタカナ3文字で答えなさい。➡タイガ
（クイズ２）下の地図を見て、世界の国々についてクイズに答えてみましょう
①次のA～Dの文が述べている国を地図のア～エから１つずつ選びましょう。
（A）ヨーロッパ系、ヒスパニック系、アフリカ系、アジア系、先住民（ネイティブアメリカン）などからなる多民族国家。農業・工業ともに発展し、政治・経済・文化など、あらゆる面で世界をリードしている。
➡ウ
アメリカ合衆国。近年はヒスパニックと呼ばれる、メキシコや中央アメリカのスペイン語圏からの移民が増えている
（B）かつてはポルトガルの植民地で日系人も多く住む。コーヒー豆も生産量・輸出量は世界一。バイオ燃料（バイオエタノール）で走る自動車が普及している。
➡エ
ブラジル。南アメリカの国々のうち、ブラジルはポルトガルの植民地だったが、その他のほとんどの国はスペインの植民地だった。ブラジルには20世紀初頭に日本人の多くが移民したため現在も日系人が多い。
（C）先住民のアボリジニが住み、国土の約7割が乾燥帯に属する。乾燥に強い羊の飼育がさかんで、石炭や鉄鉱石などを産出し、日本への輸出も多い。
➡イ
オーストラリア。北西部で鉄鉱石、東部で石炭の産出が多い。
（D）国民の大部分を占める漢族とその他の少数民族からなる。沿岸部に経済特区を設けて外国企業を誘致した結果、工業が著しく発展した。
➡ア
中国。人口世界一の中国では、人口増加を抑制するために夫婦1組につき子供を一人までとする一人っ子政策をとってきたが、2016年に見直された。
②地図中のXの国の大部分の国民は、7世紀にムハンマドが開いた宗教を信仰しています。この宗教の名を答えなさい。
➡イスラム教
ｘはサウジアラビアです。西アジア、中央アジア、北アフリカにかけての地域では大部分の人々がイスラム教を信仰しています。
③下のグラフは地図中のYの地域でさかんな農作物の生産量の国別割合です。当てはまる農作物は何でしょう？
➡ウ
地中海沿岸のスペインとイタリアが上位に来ていることに着目しましょう。Yの地中海沿岸では、乾燥する夏に乾燥に強いオリーブやぶどうを栽培し、やや雨が多くなる冬に小麦を栽培しています。
④地図中のZの地域はある鉱産資源の世界的な産出地です。あてはまる鉱山資源は何でしょう。
➡ア
（Zはペルシア湾沿岸です。ペルシア湾沿岸のサウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラク、クウェートなどは原油の産出が多く日本へも多く輸出されています）
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| 【監修者】 | 宮川涼 |
| プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |
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