浪人生コース
00 浪人はセカンドチャンス
浪人生コースです。浪人生以外でも通信制や不登校、中退、引きこもりなどの生徒さんの大学受験をサポートします。浪人生は最近減ってきていると言われています。実際、その通りです。しかし、長い人生で、1年くらいたいした時間ではありませんし、良くも悪くも日本社会では最終学歴でその後の人生が決まってしまうところがあります。たった1年我慢するかどうかで、その後、人生100年時代の今だと、残りの人生80年以上、最終学歴で人となりを判断されてしまうわけです。
少し語弊のある言い方かもしれませんが、仮に現役で、日東駒専(日大・東洋大・駒澤大学・専修大学)に合格して入学するより。1浪して、GMARCH(学習院大・明治大・立教大・中央大・法政大)に合格した方が、100倍良いでしょう。就職活動でも、友人関係でも、結婚でもあらゆる場面で、本当に100倍くらい良い扱いを受けます。
仮にもう少し頑張って、筑波大学や東京都立大学、できれば旧帝大の国立や神戸大学や一橋大学、そして、せっかく浪人するなら東大京大や早稲田慶應、上智などにチャレンジして合格してしまう方が、もはや、比較できないほど、その後の人生が良い意味で全く違ってくると思います。
浪人してしまったからといって、諦めたりするのでは無く、逆にそれはよりよい人生をつかみ取るチャンスだと捉えて頑張りましょう。『SLAM DUNK』の安西監督の名言通り、「あきらめたら そこで試合終了ですよ」。
諦めてはいけません。
私自身現役で早稲田大学へ進学したものの、孔子曰く不惑を過ぎた40歳を超えても、未だに大学受験の後悔があります。そして、これは自分自身の話だけでは無く、やはり他人からは「東大より下の人ね」という扱いを40過ぎても受けます(多少、被害妄想かもしれませんが、苦笑)。このように、現役に時に東京大学に落ちてしまい、浪人すること無く早稲田大学へ進学してしまったことを今でも悔いているのです。早稲田大学も名門大学ではあるかもしれませんが、やはり東京大学というブランド力、看板のチカラは違います。タイムマシンがあって、仮に18歳の頃に戻れるなら、絶対に私は浪人して東京大学へ進学することを勧めます。
01 浪人して東大・京大、早慶へ行くべし
最終学歴(どこの大学卒業か?)というものは、一生モノです。浪人を1年、2年(昔は、二浪生も多かったものです)しようが、それは長い人生のたった1年や2年だけの話です。
人生、無駄な経験などありません。あるのは、それは糧にできるかできないかの差だけ
です。そして、浪人するというのは、無駄な経験どころか、その後の一生に関わるセカンドチャンスを手に入れたようなもので、素晴らしいものであるのです。
そして、現役の時には、受験に対する意識が低かったり、受験勉強をし始めるのが少し遅かったり苦労するものですが(私は受験三ヶ月前くらいから試験勉強をして失敗しました)、浪人生にはそういう悩み失敗は怠惰に日々を過ごさない限りあり得ません。浪人生だからこそ、意識も高く、まるまる一年もかけて受験勉強に専念できるのです。つまり、現役生とは全く違った取り組みと学習が可能です。
現役生の時には考えてもいなかったようなワンランク上どころか、ツーランク上の大学を目指してみませんか。
日東駒専など論外です。GMARCHでも正直微妙なところです。せっかく浪人したんだと思って、最低でも早慶、できれば東大・京大の合格を目指しましょう。そして、それは仮に現役時代に偏差値30台だったとしても十分に可能なのです。
当塾の指導方法についてなどは、高校コースを参考にしてください。
02 浪人生の一日のスケジュールの見本
ただ、浪人生であるということは、逆に高校での授業がない分、受験勉強により専念できます。なので、浪人生の勉強の一日のスケジュールの目安については少し説明していきます。塾の授業がある日を前提に書いていますが、塾がない日は塾の自習室か自宅で同様の科目について演習ベースで学習していきましょう。わからないところは塾の授業の際に聞くことにし、自分で参考書の解説で120%理解できることのみを勧めていきましょう。
時間 | 出来事 | 内容 |
7:00 | 起床 | |
7:20 | 朝食 | ニュースでも見ながら食事しましょう |
8:00 | 数学 | 数学ⅠA・数学ⅡBなどで計算問題を解きながら目を覚ましつつ、計算力を磨きましょう。計算力は一日休むと一気に落ちてしまいます |
10:00 | 休憩 | 休憩中は、世界史選択なら世界史のマンガや日本史選択なら日本史のマンガなどを読むのがおすすめです |
10:30 | 英語 | まず、英単語の学習をしてから、文法がまだ一通り終わっていないのなら文法の学習をし、終わっているのであれば、リスニングやリーディングの学習をしましょう |
12;30 | 昼食 | お昼のニュースにも目を通しましょう |
13:00 | 数学 | 理系であれば数Ⅲ、文系であれば、数学ⅠA・数学ⅡBの応用問題を練習していきましょう |
14:30 | 出発 | 武蔵野個別指導寿へ向かいましょう |
15:00 | 授業 | 数学や英語で分からなかったところを中心に一緒に取り組んでいきましょう |
16:30 | 休憩 | 休憩の合間に英単語を覚えましょう |
16:40 | 授業 | 数学や英語の過去問を題材に実践力を磨いていきましょう |
18:10 | 休憩 | 休憩の合間に晩ご飯を食べてしまいましょう |
18:20 | 授業 | 現代文の授業がおすすめです(理系でも共通テストで国語が満点取れるレベルまで頑張りましょう) |
19:50 | 休憩 | 休憩の合間に英単語を覚えましょう |
20:00 | 授業 | 文系なら社会(世界史・日本史・地理)、理系なら理科(物理・化学・生物) |
21:30 | 帰宅/自習室利用 | 授業が終わったら塾で、晩ご飯を食べてから自習しても良いですし、家で自宅学習でもOK |
22:00 | 勉強 | 今日一日学んできたことをざっと振り返りましょう。ノートやプリント、テクストなどを読み返す程度でOKです |
23:30 | 入浴 | お風呂に入るときは風呂単などお風呂で読める英単語帳などを読みながらリラックスした環境で気楽に英単語学習してみましょう |
24:00 | 就寝 | 早めに寝ましょう |
これで大体11時間30分くらいの学習が可能です。勉強というのでは、時間でするものではりません。ましてや机に向かっているだけの時間やスマホをいじくっている時間ではありません。なので、勉強は時間量が大切ではありませんが、上記の目標はめちゃくちゃ集中している時間がそいれぐらいあると仮定して考えてみてください。
これだけ集中して1年間受験勉強に取り組めば、東大・京大も余裕ですし、早慶など滑り止めにしかなりません。医学部の受験も問題ありません。浪人生活で一番気をつけなければならないことは、だらだらしたり、メリハリがつかなくなることや、毎日きちんと上記のようなスケジュールを弛まず継続していくことです。
03 問題なのは継続するチカラ、習慣のチカラである
ブラックジャック先生もおなじようなことをきちんとこう言っております。
これは現代の認知科学などの領域でも実証されていることで、TEDのトークで、心理学者でペンシルバニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏は、「才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、個人のやり抜く力こそが、社会的に成功を収める最も重要な要素である」として、「GRID」理論を提唱しましたが、まさに現代の科学的知見が既に何十年前に先取られているわけですね。GRIDとはどういうものかもう少し詳しく彼女の言葉から引用して説明すれば、
“Grit is passion and perseverance for very long-term goals. It’s a disposition to work on things for a long time. For children, it could be months or years, for adults we are talking about years and decades with consistent direction and with great effort.”
であり、
“The distinction I’d like to make with is a closely related trait: self-control stamina for the long term. Self-control is the ability at the moment when there are distractions and temptations nearby you have the ability to resist to those.”
という力であるわけですね。後で訳文あげますが、読めない方はそのままGoogle翻訳にペッとコピペしてみてください。彼女はこうも言っています。
“You are going to work on one thing to get better at you can’t yet do, 100% focused, get feedback from someone and have to decide to do something you can’t yet do.
“Then you gotta have the courage to reflect on that. Make adjustments and do the whole thing over. This is where excellence comes from.”
私の座右銘で、マンガのセリフ以外で好きなもので、大好きな名言を最後に紹介しておきたい思います。
Our gratest glory consists not in never falling but rising every time we fall.(Oliver Goldsmith)
なんですけど、日本語に訳すまでもないような簡単な文章ですが、一応訳しておきますと「我々のもっとも偉大な光栄は、決して倒れないことではなく、倒れるたびに起き上がることである」という感じですね。人間生きていればどんな強いやつでも天才でも負けることや挫折することがあります。さあ、今から始めましょう!
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武蔵野個別指導塾
【監修者】 | 宮川涼 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。 |